アメリカ中西部の大草原に、プレーリードッグ達は生息してます。
彼らを訪ねる事になったきっかけは、とあるペット雑誌のプレーリードッグ特集。そこには、大自然のもとで暮らす彼らの姿が、たくさん紹介されていたのです。我が家のペットもプレーリードッグ、私はアメリカ旅行好き。となれば、彼らの故郷を訪ねないわけにはいかないでしょう!?
こうして始った野生のプレーリードッグを訪ねる旅が、今ではアメリカへ行く目的の第一番に成り代わろうとしています。

プレーリードッグ基礎知識

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プレーリードッグは「げっ歯目リス科」リスの仲間です。“ドッグ”という名前がついていても、犬ではありません。危険を知らせる時に発する、「キャンキャン」という声が犬に似ている事から、“ドッグ”とついたそうです。
では“プレーリー”とは何か。プレーリーとは草原を意味し、彼らの生息地である、北アメリカ中央部にひろがる草原地帯の事。彼らはそこに、長大な巣穴を掘って暮らしています。

生活形態は一夫多妻制で、コロニーと呼ばれる集団を作って生活しています。
このコロニーを守っていくのは代々のメスたちで、オスは2年ほど経つと新たな地を求めて出て行くのだとか。近親交配を避けるためらしいです。野生に暮すオスのプレは、なかなか厳しい環境下で生きているのですね。 (注:オグロ種に限った事かもしれません。情報提供はNHKで過去に放送された「地球・ふしぎ大自然」です)

プレーリードッグの主な種類
オグロ・オジロ・ガニソン・ユタ・メキシコの6種類。日本で「プレーリードッグ」として売られているものは、オグロです。その他、オグロの白色固体であるホワイト種もあります。

■プレーリードッグの仲間たち
プレーリードッグと同じリス科には、他にジリス・マーモットという種類があります。これらも、アメリカではよく見られます。

プレーリードッグの生息地
アメリカの中西部一帯。北はモンタナ・ノースダコタ州から、南はアリゾナ・ニューメキシコ・テキサス州まで、広く生息しています。

訪問する際の注意点

他の野生動物にも共通することですが、餌を与えることは厳禁です!!!
ウィンドケイブ国立公園内に生息するプレたちは、2年の間で激変してました。多分、観光客が餌を与えてしまったためだと思うんです。警戒心が薄れ、人間に寄って来るようになってしまった挙句、道路まで出てきてしまい、車に引かれる。人間の与えた餌のおかげで、栄養バランスが悪くなったのか、毛艶が以上に悪い、など。なんだか、可愛そうな気がしました。
また、餌が欲しくて寄ってきても、仲間としてみてくれるはずも無いのは言うまでも無く、警戒を解いた訳でもありません。これらの事を忘れて近寄ると、思わぬ怪我をしたりします。アメリカでは、プレに噛まれてペストに感染した、という事実も報告されています。

私が初めてプレ訪問の旅に出た時のこと。
デビルズタワーのプレと戯れているとき、偶然パークレンジャーの方が通りかかったんです。そしてこう言いました。「彼らは人間が嫌いだから、うかつに近寄ると噛まれるぞ!彼らはペットじゃない、野生の動物なんだから!」と。
けっこう理解しているつもりだったのに、実際は全く分かってなかったんだなあ……と思い知らされたものです。

プレーリードッグの看板

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ブライスキャニオン入口にあるルビーズ・インの向側にある(ややこしい!)お土産やさん(このお店、結構安くていいもの売ってました!)の看板(左側)と、バッドランズの入口付近にあったお店の看板(右側)これが結構でかいのだ!

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デビルズタワー国立公園内のプレーリードッグタウン付近に設置されていた「餌を与えるな!」という看板。
上の看板にそっくりなもの(もちろん実物大)が、カスター州立公園で売られてるんですよね。でかすぎて買わなかったな。

プレーリードッグの現状

アメリカでは、特に牧場主たちから害獣として迫害されつづけています。
やたらと穴を掘るので、その穴に牛が足をとられて骨折してしまう、牧草を食べ尽くしてしまう、というのがその主な理由。
ボウルダーでは、一般家庭の庭にまで穴を開けて暮しているプレを見かけたので、はびこる彼らを嫌う人は多いかもしれません。この状況を見て私の母などは、「老後はここでプレと暮したい!」などとのたまってましたが(私もその気持は分ります)、これがモグラだったとしたら、気味悪いですからね……。
少々古いですが、ナショナルジオグラフィック日本版1998年4月号では、厳しい状況下に置かれている彼らの様子が伺えます。(ちょっと衝撃的かも)まだ購入可能なようなので、興味のある方は読んでみてください。

ただ、彼らを保護しようという人々がいるのも確かです。
近年の研究で彼らが住んでいる場所の草は栄養価が高い事が分ったとか、彼らの巣穴が他の動物(アナホリフクロウやウサギなど)の住処としても利用され、その他の草食動物たちと共生するために重要な役割を果している事などが見直されているからなんですね。

ちなみに、90年代初め頃から日本でペットとして人気の出てきてた彼らですが、2003年3月より、野生種はペスト感染の恐れがあるとして、輸入禁止となってしまいました。(詳しくは、プレーリーハウスさんの「輸入規制と国内繁殖について」や、国立感染症研究所の「人獣共通感染症」などをご覧ください)
その為、現在プレーリードッグの購入には非常にお金がかかるようになってしまいました。以前は2~3万だったものが、現在では10万以上します。それでもすぐに完売してしまうようで、お金だけではなく非常に入手困難な状況にあります。

参考までに、現在購入可能なプレの飼育本は、プレーリードッグの飼育 完全マニュアルプレーリードッグ・ジリスの医・食・住などがお勧めです。

主な種類と仲間たち

プレーリードッグの生息地

我家のプレーリードッグ

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