2003年5月30日
この宿(グールディングス・ロッジ)に泊まったら、早起きして朝日が昇るのを見なくっちゃ。蛾で散々な思いをしたけれど、これだけは期待できるでしょう。夜明けちょっと前に起きて、明るくなり始めた頃、カメラを手に庭へ。
昨日はもう暗くなってたし、気持ち悪くって(外も蛾がぶんぶん飛び交ってたから)庭になんか出なかったけれど、こっからの眺めは最高!自分の足元からモニュメントバレーまで、遮るものは一切無いんだもの。これで、少しは救われたかも。
いつまでもこの景色を見ていたかったけど、そうも言ってられず、昨日行き損ねたレストランでさっさと朝食にしなくっちゃ。しかし、入っていっても従業員がだ~れもやって来ない。というか、無視?仕方ないんで、給仕を終えて厨房へ戻るらしきウェイトレスをとっ捕まえて、「勝手にどこでも座っていいの!?」と。そしたらちょっと困った顔して、案内してくれたけど。もう、朝の景色で嫌な思いが薄らいだと思ったら、またぶり返してきた感じ。
この後寄った土産屋の店員も、そういやあ昨日のビジターセンターの人々や、スーパーの店員も感じ悪かった。こっちから挨拶しても、無視だもの!これって、観光すれした場所でよくある現象かも?日本人って、話し掛けたのはもちろん、挨拶に対してだって答えない人が多かったりするんで、思いっきり観光地では、冷たくあしらわれる事が良くある……って、私は感じてるから。それにしたって、こっちから挨拶しても無視ってのは、あったまくる話!!おかげでモニュメントバレーは、あんまり好きになれなかったなぁ。(大量の蛾もいたしね)
最後に、グールディングス博物館をぶらついてから、ペイジへ向けて出発!
モニュメントバレーに背を向けて走る中、何やら道路には無数の細い物体が。私は特に気にとめず、おおかた藁を積んだトラックが撒き散らしていったんだろう、と。(実際に、ちょっと前にそういう光景見てたし)でも、母親があんまり気にするんで、車のスピードを落として確かめてみたら、何とそれ、全て芋虫~~~~!!!!
いやーーー!!!気持ち悪すぎる!!!!!これはもしかして、あの大量に発生している蛾の子供!?もうやだ!こんなに道路中うじゃうじゃいるものを、避けてなんて通れないし。最後までやってくれたよ、モニュメントバレー!!!
赤い不毛の大地を越えて、まもなくペイジへ到着。まずはガイドブック通りに、パウエル博物館へ行って、アンテロープキャニオンのツアーを申し込まなくっちゃ。
ここで対応してくれた人は、みんなとっても親切でフレンドリー。別に特別なことじゃあないんだけど、グールディングス・ロッジでは嫌な思いをしてたから、その優しさがすっごく身に染みたと言うか……。ツアーもすんなり予約できたし、今のうちに今夜の宿を探しに行こうっと。
クーポンブックを頼りにまず1軒目。そこで言われたのが「部屋が汚いんだけど構わない?」という言葉。ハウスキーパーが間に合わないとか?だったら別に構わないけど……と思いつつ、不安だったので部屋を見せてもらったら、まやもやいたのよ、大量の蛾が!窓際の床に、グールディングス・ロッジをはるかに上回る数で!!もちろん、即取りやめ。
次に行った隣の宿は、随分といいお値段したけど、部屋を見せてもらったら一応蛾はいなかったので、ここに決定。この宿で私の後にやってきたカップル、「きれいな部屋をお願い!」とか言ってたわ。もしかして、私のように蛾に果てた人なのかも!?
アンテロープキャニオンツアーの集合場所は、かなりな人だかり。結構行く人いるのね~。しかも、手に手に大きな三脚持ってる~!?みんな、そんなに力入れてんの?実は私、暗がりで三脚使う事無く結構きれいに撮れる自信あるもんで、三脚なんて要らないさ!とか思ってたんだけど、こんな光景を見ちゃうと、自信が揺らいじゃうじゃない。でもなあ、$10(確か)も出してレンタルするつもりはないしなぁ。ま、なんとかなるさ!
とか言ってる間に出発時刻。しかし、来た車には乗り切れないくらいの客がいるんだけど、大丈夫?と思っていたら、普通の4駆がやってきて(通常は、お化けタイヤがついた、いかにもナバホのツアージープ、という感じのジープ)、いざ出発!
アンテロープキャニオン入口から、延々と悪路を行った先に現れた、狭い峡谷の入口。入った瞬間、「え!?この程度なの?」と思ってしまったのは、多分、いきなり暗がりに入ったせいで目が慣れていなかったからかと。足を進めるにつれて、写真で見たままの、幻想的なオレンジの流線型が出てきたのにはもう感動で、写真撮り捲り!実は、ここでも蛾が飛び交ってたんだけど、そんなの気にする暇も無い、という感じでした。
峡谷の天井から降りてくる砂のおかげで、今日も砂まみれ。ツアー会社のそばにあった、なかなか良いお土産屋へ寄るつもりだったけど、今日は時間がたっぷりあるし、シャワーを浴びてから出直すことに。
ところが、シャワー浴びてくつろいでいたら、突然外が暗くなって。え!?ここでも「午後から雷雨?」なんて言ってるうちに、きちゃったよ。真っ黒に渦巻く雷雲が。ひどい降りにならないうちに行かなくっちゃ、と出かけた際に、ふとアンテロープキャニオンのツアー会社前へ目をやると、どうやら午後からのツアーは中止になったみたい。(こんだけの雷雲来てたら、当然よね)可愛そうに……。
お土産と夕食を仕入れて戻ってくると、いよいよ激しい降り到来。実は、夕方レイク・パウエルの夕焼けでも見ようかと思ってたのに、こりゃあ無理かなぁ?と、部屋でボーっとしてたら転寝しちゃったわ。でも、起きてみたらすっかり晴れてたのだ!しかも、きれいな夕焼け!!
旅の友きーこさんから聞いてたんだけど、ここは宿を出てちょっと歩くと、レイク・パウエルを見下ろす事ができるようなロケーション。私のように、夕焼けを見に宿から出てきたらしい人達も、ちらほら。本当は、湖の側まで行ってみたいところだったけど、結構満足しちゃったな。