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13日目 果てしない世界

「デスバレーでは全く明りが無いので(夜は月の明かりだけが頼り)日の出と共に出発し、日没までには戻るようにした方がいい」と、某ガイドブックに載ってまして、それに従うべく朝3時に起床。ふと隣を見ると、弟のベッドがもぬけの殻!いったいどこへ行ってしまったのだろう?と少々心配になっているところへ、ちょうどドアを開けて入ってきたわが弟。聞けばまあ、何と一晩中ギャンブルをしていたと言うんだから、呆れて怒る気にもなれないわよ……。それよりも、早く出発の支度をしなくては。
美しい朝焼けの中、デスバレー目指して出発。ラスベガスの街をでてしまえば、あとは一本道なので楽な道のり。だから、別にいいんだけれど、デスバレーもほど近くなった頃、「着いたら起こして」などとのたまって、ナビゲーターの弟はご就寝。寝ないでギャンブルなんかしてるからじゃ!!

デスバレーといえば、夏は異常なほどの高温に達し、車のオーバーヒートに気をつけろ!なんて言われているほどなんで、今(冬)は観光シーズンのはず。なのに、滅多に他の車に会わないとは、よほどここが広いのか、人気が無いのか?
などと思っていたところへ、突如前方に現れた1台の車。どうも停車して、何かも見上げているよう。私たちもつられて上空を仰ぎ見ると、そこにはステルス爆撃機が!!すかさず写真を取り出しては見たものの、遠かったので豆粒のようにしか写っていないんだろうな。ちぇっ。

ステルス爆撃機さて、デスバレー最初の目的地は、サンド・デューンという砂丘地帯。当然周りには砂だけで何も無いのだけれど、音まで無いのには驚き。はるか遠くにいる人間と、普通に会話できちゃうのだから。
そんな砂丘が面白くって、しばらく歩き回っていると、背後から「グウォーン、グウォーン……」と低いうなりのような音が聞こえてきたのだ。何だろう?と空を見上げると、再びステルス爆撃機が飛来!今度はすっごく近くって、何たって、私たちの頭上を通過してったんだから。今度は写真ばっちり!!

こんな具合に、砂丘だけでずいぶんと時間食ってしまったけれど、やっぱり他も見てみたいじゃない?バッド・ウォーター、アーティスト・パレット、ダンテスビューなどを周って帰路に着いた頃には、辺りが真っ暗。
ここは本当に頼りになる光源が月しかなくって、ずーっと真っ暗闇。なのに、今日は早朝から動き回っていたせいか、眠いの何の!もう、どうしようもなくって、道端に車を止め、仮眠しちゃいました。弟に「ちゃんと起きて見張っててよ!」と念を押して……。

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