アメリカの運転事情

運転テクニック

総体的に見て、日本より運転テクニックは低いと思います。
とにかく、日本とは比べ物にならないくらい広い国なので、車は生活必需品。(車社会の発達が、アメリカの成長を支えてきた、と言っても過言ではない!?)だから老若男女あらゆる人達が、生活の足として車を運転しています。
更には、土地が広大なために道幅も広く、日本のような狭い路地などもまずないので、そんなにテクニックを必要としないのでしょう。この事を頭に入れて運転しないと、事故につながる恐れも!?結構マイペースに、ゆっくりのんびり車を走らせている人も、いるんです。日本のように、誰もがスムーズに運転しているのではないという事を、覚えておきましょう。


運転マナー

逆に、(ニューヨークなどの一部の大都市を除いて)マナーは日本より非常に良いです。
日本では暗黙のうちに“車優先”という感じになってしまっているけれど、アメリカではちゃーんと弱者優先。車同士でも、譲り合いがきちんと行われています。(日本のように、車線変更しようとしてもなかなか入れてもらえない、歩行者が道路を渡ろうとしてもなかなか渡れない、なんて事はまずないはず。)多分、土地が広いがゆえに、運転する上でも気持ちにゆとりが生まれるんだと思います。だからこそ、4Way Stop(下記参照)なんてルールも、成立するんでしょうね。
まあいろんな人がいるので、中には乱暴な運転をする人がいるのも否定できませんが、その数はものすごく少ないはずです。普段、歩行者をないがしろにしがちな私達、アメリカでは充分気をつけましょう!(って、日本でも気を付けなきゃいけない事なんだけど……)

アメリカの道路事情

言うまでもないのですが、アメリカの道路は広いです。ゆえに、日本より運転はしやすいと思います。(何せ私は、自分の運転している車がパワーステアリングではないという事に、しばらくしてから気づいたくらいですから……(^^ゞ)

逆に広すぎるがゆえの不便もあります。ガソリンスタンド・飲食店などの施設が、市街地を外れると極端に少なくなるということ。長距離走行中、ひとつの街を離れる前に、ガスメーターと自分の腹具合をチェックしましょう。
また街灯も、たいてい街を離れるとなくなってしまうので、夜は真っ暗になってしまいます。なるべく日の沈む前までに、目的地へ到着した方がいいと思います。

駐車場は?

日本だと、車で出かけた場合その置き場所に困ってしまいますが、アメリカではたいていどの施設でも大きな駐車場があるし、街中には必ずパーキングメーターがあるしで、困ることはまずないでしょう。まさに、車社会アメリカなのです。
ほとんどの場合、駐車スペースは日本に比べると広いので、車庫入れや縦列駐車が苦手でも全くOK!ただし観光地の街中などになると、日本と同じになってしまいますが。

フリーウェイ/ハイウェイ

広いアメリカを移動しようというとき、必ずお世話になるのがこれ。州や大都市を繋ぐ道路はインターステート(I)と呼ばれ、奇数番号は南北縦断道路、偶数番号は東西横断道路、というような決りになってます。
日本と違って、ほとんど無料。東部の方や大きな橋などでは有料の所もありますが、日本に比べたら随分と安いです。ちなみに料金所ですが、最近は日本のETCのようなシステムも増えてきているようなので、間違ってそのレーンに入らないように。知らずに通過してしまうと、罰金の徴収が日本までやってくるらしいです。
ところで、私は以前、無料で通行できるのがフリーウェイで、有料になるのがハイウェイだと思っていたのですが、これ、管理しているところの違い(国か州か)で、呼び方が違ってたんですね(^^ゞ

ガソリンスタンド(ガスステーション)

アメリカのガスステーション(GS)は、単に給油や車の整備だけでなく、コンビニ的な要素も含んでいるので(日本のコンビニは、アメリカのGSにくっついている、お店の部分だけが輸入されたものですから!)食料やちょっとした日用品を仕入れるとか、トイレ休憩などに利用できます。

給油方法は?

ほとんどがセルフサービス、つまり自分で給油するのです。中にはフルサービスしかない所もありますが(イエローストーン国立公園などが、代表的な例)、それは珍しいケースでしょう。
自分で入れるとなると、最初は不安があると思います。でも以外に簡単なんですよ。ただ、給油の開始方法に色々と違いがあるだけで、あとはノズルのグリップを握れば給油されて、満タンになれば自動的に止まります。

その給油開始方法の違いとは、ポンプの種類の違いによるもので、実に様々なものがありますが、代表的なものは次の二つだと思います。

ノズルがいくつもついていて、レバー操作のレトロ(?)式

自分が入れたいガソリンのノズルを持ち上げ、その下にあるレバーを上に持ち上げて、給油開始。最後は上げたレバーを元に戻して、ノズルを置けばいいのです。

ノズルが1本で、ボタン操作のハイテク(?)式

ノズルを持ち上げた後、自分の入れたいガソリンのボタンを押せば、給油開始。これは特に停止ボタンとかなかったと思うので、ノズルを元に戻すだけで終わり。

いずれの場合も、給油前の操作がきちんと成されれば、メーターがゼロにリセットされます。逆にリセットされなかったら、何か操作を間違えていて、給油を開始できないという事。
また、ポンプごとにガソリンの種類が違っていて、開始レバーもポンプの横についていた、なんていう変り種もありますが、落ち着いてじっくりとポンプを眺めてみれば、だいたい分かるもんです。とにかく、焦らずに!(分からなきゃあ、お店の人が教えてくれますって!)

支払方法は?

地域によって、後払いと先払いがあります。
カリフォルニアなどは、全て先払い。(ポンプに“Pay Eirst”などと書いてあれば、先払い。)先にある程度お金を預けておき、給油後おつりをもらうという方法。その他の地域では、日本と同じ後払いが未だに健在。
ちなみに、カードもT/Cも、よほど田舎の小さなスタンドでない限り、たいていのところではOKです。ただし、これはGSに限ったことではないのですが、T/Cは高額だと使用できない場合あり。

交通ルールの違い

基本的にはあまり変わらないと思うんですよね。標識も、そんなに神経質になって覚えなくても、理解できるものがたくさんあるはずです。でも、細かい部分でいくつか違う点があるので、その辺をちょっとお勉強しましょう。

踏み切りは突き進むべし

一旦停止する必要はないです。減速の必要もなし。
説明されただけなら、すごく簡単なようでしょう。でも、実際に踏み切りにさしかかると、普段の癖でついブレーキに足を掛けそうになるんですよ。ブレーキまでいかなくっても、意識しないでアクセルを緩めてしまうとか。周りの車は普通に走っているので、その行為は急に理由もなく減速した事になり、危険です。なるべくスピードを保つよう、心がけるべき。
中には信号機のついているのもあるので、その場合はいいんですけどね。

スクールバスは追い越せない

スクールバスが、児童の乗降の為に停車しているときは、追越禁止になります。赤いSTOPサインが脇に出されるので、きちんと従いましょう。

赤信号でも右折はOK

信号が赤でも、安全が確認できれば右折できます。(日本の場合の左折ですね)
これ、最初の頃はおっかなびっくり右折していたものが、慣れてくると得意になって(というか、ある種得した気分で?)右折し始めるんですよ。(って、私だけ?)そうなった時に注意したいのが“No Turn On Red”の表示。これがある交差点では、赤信号の時に右折は出来ないのです。曲がる前に確認しましょう。

信号の全赤制はない!

狭くてなかなか右折専用レーンを設けられない日本では、信号が全赤制(分からない人は、教習所へ行きましょう!)になっています。
ところが、アメリカではこういう措置はされていません。日本の感覚でいると、思わぬ事故を招いたりするので、「黄色になったら停止する」と思っていた方が、いいかもしれません。特に西の方ではそれが顕著なので、気をつけましょう!

交差点では、みんな一旦停止!

信号のない交差点で良く見かけるのが、“4Way Stop”とか“All Way Stop”など。これは、交差点では全ての車が一旦停止し、停止した順で交差点を抜けていくというもの。
この、まさにマナーの良いアメリカでこそ成り立つルールに、最初はちょっと戸惑うと思います。4方向全てから車が入ってきちゃうと、自分はいつ走り出していいのか分からなくなっちゃったりする場合も……。
このルール、現地の人でも「難しい」と言うくらいなので(初ドライブの「いきなりフリーウェイ!?」の最後の方参照)とにかく落ち着いて、次は自分の番かな?と思ったらゆーっくりと走り出して、他の車が出てこなければ、そのまま行っちゃえばいいんです。

二人以上乗車なら優先

大都市のフリーウェイには、Car Poolというものがあります。車社会最大の弱点(!?)である渋滞緩和のための措置で、二人以上乗車している車が優先されるというもの。
本線渋滞中は信号によって進入が規制されたりするんですが、二人以上乗っていれば規制される事無くフリーウェイに乗れたり、本線に専用レーンが設けられていたりします。
この専用レーン、渋滞中などはすいすい走れて気分爽快!なのですが、一番左側に設けられている為、降りるにはたいてい3・4車線またがなければいけません。いい気になって飛ばして、Car Pool を出るタイミングが遅かったりすると、出口を通りすぎてしまう場合も!?(特に渋滞中)ご注意あれ!
追加】久しぶりにLAを走ったら、三人以上用のカープールが出現していました。また、有料チケット購入者用のレーンも。二人以上用のカープールじゃ、全く渋滞解消にはならなかったんですね……。

州によってもルールは違う!

交通に限ったことではないのですが、アメリカでは州によって法律などが微妙に違います。制限速度の違いが、一番身近に感じられるのではないでしょうか。
また、未確認なんですが、“赤信号でも右折できる”というルールは、州によっては適用されないらしいです。

子連で出かける場合(チャイルドシートについて)

チャイルドシート着用は殆どの州で義務になっています。これはよその子供を乗せる場合も同様です。
さて、よその子供を車に乗せる場合ですが、これは普通、その子を預かる際にその子の親からチャイルドシートも預かるのが常識です。自分でチャイルドシートの予備を持っている親はあまりいないと思います。そうで無ければ、子供は預からないか、車に乗せないかですよねぇ。
また、最近では(特にミニバンに多い)予め車にチャイルドシートが一緒にくっついている車種も多いですよ。つまり、普通の座席の表面がパカッと開くようになっていて、その下に子供用のシートベルトが付いているという……合理的ですよね。

車社会のアメリカでは殆どの家庭が自動車を持っています。ただ、これは住んでいるところによって違いがあります。例えばNYでは地下鉄網が発達しているので自動車を持っている人は少ないです。しかし、アメリカでは身分証明として自動車を持っていなくとも運転免許を持っている人が殆どです(運転免許証が一番のIDになるので)。
チャイルドシートに関してですが、自動車を持っていない人自体が少ないのですが、自動車を持っていない場合は公共の交通機関を利用するので持っていない人もいるでしょう。ただ、普段から人の車に乗せてもらっている場合はチャイルドシートを用意しておいた方がいいのではないでしょうか。(例:ベビーシッターが車で送り迎えする場合等)。

(情報提供:TRYさん)

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