はっきり言って、移動手段をメインに考えたら、アムトラックは欠点だらけの乗り物です。ここは頭を切り替えて、アムトラックという“列車”に乗るのではなく、アムトラックという“観光地”を訪れるのだ、と考えてください。とは言うものの、アムトラックの欠点は、その魅力をも食い尽くしそうなほどなのですが……。
アムトラックの魅力
現地の人々と交流しながら、普段見られないような大自然を満喫できる、という事……かな?
ただ単に雄大な自然だけ満喫したいなら、車だってバスだってある。でも、人とのコミュニケーションもしようと思うなら、アムトラックが一番!だと、私は思っているのです。
しかも、長時間共に同じ空間の中で旅をするわけだから、なんとなく仲間意識のようなものも芽生えたりするんですよね。通りすがり的な出会いではないって事かな?実際、アムトラックで出会った老夫婦も、色んな人達と出会って色々とお話するのが楽しみだって言ってました。
それにバスや車と違って、移動中に車中を歩き回れるのが、嬉しいですよね。(ただし揺れが激しいので、注意しないと転びそうになる!?)
利用のメリット
- 座席もゆったり、寝台もあり、更には車中も歩き回れるので、長時間でも比較的楽。
- 運賃が高いせいか、それなりに収入のある人達の利用が多い為、安全性が高い。
- トイレはもちろん、食堂車にスナックバー、ラウンジなど、設備が整っている。
- 場合によっては、宿泊代を浮かせる事ができる。
- 駅は必ずと言っていいほどダウンタウンエリアにあるので、飛行機に比べたら街へのアクセスが楽。中には駅を出ればすぐダウンタウン、という場合もあるので、そういうところはとても便利。(NY、ボストン、シカゴ、サンディエゴ、ワシントンDC等)
アムトラックの嫌なところ
そりゃあもちろん、遅れる事ですよ!!
2・3時間の遅れならまだいい方で、5時間以上の遅れもよくあります。(と言っても、私が経験したのは最高5時間遅れなんですけど。)この“遅れ”さえなきゃあ、最高の乗り物なんですけどねえ。
それと、訪問先で車を借りようとした場合、わざわざ空港まで出向かなきゃいけないケースも有るって事が、ちょっと面倒。車なんか借りないよ、て人には関係のない話ですが。
利用のデメリット
- 異常なくらいに遅れる場合も、多々ある事!!到着後の半日は、あまり重要な予定は入れられません。逆に、早く着くというケースもあるのですが、その場合はラッキー、という感じでしょうか?
- 運賃が割高。ただし、USAレイルパスを使い、オフシーズンに旅行するなら、かなりお得。その他、キャンペーンや諸条件によるディスカウントで、かなり安く乗車できる場合もあります。
- 駅が必ずダウンタウンエリアにあるといっても、街外れに位置している事が多く、少々危険が伴いがち。
こうして利点と欠点について述べてみましたが、これらは利用の目的・方法などによって変わるものです。要は、あなたの旅のスタイルに合うかどうか、メリットがあるかどうか、なんですよね。